仕事は何かとスピードが求められる環境が多いと思います。
その結果、社員に求められるのも早いレスポンスや早い行動が求められます。
なので、物事を慎重に考え、行動に移るのが遅い人は自分を活かしにくい環境に立たされていると思います。
今回は、慎重になることに悪い印象を持っている方、悩んでいる方に慎重になることのメリットをメインにお伝えしていきます。
参考になれば幸いです。
なぜ慎重になることに悪い印象があるのか?
そもそも、なぜ慎重になることに悪い印象を持ってしまうのか?
それは、企業に求められている能力に「慎重さ」が入っていないからだと思います。
dodaエージェントサービスが中途採用で採用担当者が見ているポイントを調査したところ、以下の3つが企業に求められている要素となりました。
- 積極性
- 柔軟性
- 外向性
この結果からも、積極的に行動し色んな人とコミュニケーションを取って仕事を進められる人が求められているとお分かりいただけると思います。
では、慎重になってしまう人は今の時代では社会で活躍することはできないのか?
僕は決してそういうわけではないと思っております。
自分の特徴を理解し、活かすことができれば会社や社会で大いに活躍できると思います。
ただ社会が求める能力と自分の能力にギャップが生じているから、自分の欠点ばかり見えてしまっているだけなのです。
大事なのは自分を知り、活かすことです。
次の章では、慎重になることのメリットをお伝えしていきます。
慎重になることのメリット
ここでは、慎重になることのメリットを3つ紹介していきます。
どれも使いこなせれば仕事で活かせるものなので、ぜひ参考にしていただければと思います。
リスクを考えられるので、大きな失敗をしない
慎重な方は、物事に潜むリスクを察知する能力が非常に高いです。
それが、仕事の進め方なのか、やり方なのか、コミュニケーションなのか。
色んなところにアンテナを張り巡らせているため、瞬時にわかります。
そのため、仕事の途中で計画にミスがあり、やり直しになるなどの工数を大きく取られる失敗はあまりしないでしょう。
差し戻しが入るとスケジュールに大きく支障が出ますから、いくら仕事が早くても最終的にスケジュールに間に合わなかったら元も子もありません。
それを事前に防ぐことができるのが、慎重さを持つ方の能力です。
計画性があり、コツコツ進められる
次に、計画的に物事を進められることです。
慎重な方は、リスクや気になる所を多く見つけるため細かく計画を練ることができます。
〇〇な時にこれをする、△△の時はあれをするとあらゆる状況に対応するために、事前に準備することができます。
そのため、アクシデントがあっても冷静に対処できます。
そして、愚直に計画を実行に移す実行力も兼ね備えているので、一度計画を立てれば目標に向かって突き進むことができます。
道筋、手順され明確になれば早いスピードで行動できる
最後は、行動を明確化すれば早いスピードで行動できることです。
慎重な方は、物事が抽象的のままだと、実行する時に気になる所があり中々行動に移せないケースがあります。
逆にいうと、具体的であれば積極的に行動に移ることができます。
大事なのは、自分の行動を具体的に落とし込むことです。
具体的に落とし込むためには、事前の準備が必要です。
慎重な方は事前に準備することが得意なので、リスクなどを考慮して計画を練ることでカバーできます。
迷いなく行動できるベースさえ整えば、他の人に負けないくらいの力を発揮できると思うので、ぜひ試してみて下さい。
慎重さを失くすのではなく、活かす
ここまで読んでいた方は大丈夫だと思いますが、注意することが1つあります。
それは、慎重な自分を変えようとしないで欲しいということです。
慎重さはあなたの特徴であり、個性です。
自分を変えるということは、個性を失くしてしまうことになります。
個性を失くすということは、無個性になります。
無個性になってしまったら、活かせる個性がなくなり自分らしく生きることができなくなります。
なので、慎重さを持っている自分を活かすことに注力して欲しいと思います。
変えるのではなく、活かす。
何度も自分の個性がいらないと思ったかもしれませんが、その個性を持っているのがあなたです。
自分の個性を自分なりに活かして生きていければ、今までと違う景色が見えてくると僕は信じています。
僕自身、完璧に自分の個性を活かしているかと聞かれると、まだまだな所が多いですが、活かした方が楽しいという感覚は味わうことができました。
なので、自分を変えるのではなく、活かす方向にシフトしていきましょう。
まとめ
今回は、慎重になることは悪いことだけでなく、メリットもあるということをお伝えしてきました。
慎重さを活かすも殺すも自分次第なので、ぜひ活かす方に使っていただければと思います。
また、本記事が少しでも自分を認識し、認めるきっかけになればすごく嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございます!